新教出版
せいやくんは、ダウン症という病気を持った子どもです。
ママが「出生前診断」を受けたとき、病院から告知されました。
パパとママは、あかちゃんを生むかどうか、とても悩み苦しみました。
ふたりで何日も何日も話し合って、ついに生むことを決意したのです。
生まれたのはクリスマスの夜でした。
そのせいやくんは、まもなく特別支援学校の 1 年生。
学校ではどんなすてきなことが待っているでしょうか。
ダウン症の子どもは、ほかの子どもより病気が多いし、ゆっくり大きくなります。
でも、パパとママは、せいやくんがそこにいてくれるだけで嬉しい。
なぜって、せいやくんは、聖なる夜に生まれた宝物だからです。