ここに、みことば（聖書のテクスト）を読むための古くて新しい方法があります。
あなたの霊的生活を、みことばによって形造っていただくための方法です。
今日の典型的な「情報を得る」ことを基盤にした読書へのアプローチは、テクストを支配することを目指します。しかし著者は、みことばを別の読み方で読むようにと読者を招きます。そのような支配を手放し、神によって内なる自己に語りかけていただくこと、すなわち霊的に「形造られる」ためにみことばを読むことを、具体的に導き教えてくれるのです。マルホーランドが探究する方法は、みことばを通して霊的形成に向かう、古典的なキリスト教の道です。それは分析的なバイブルスタディへ偏重のせいで、これまであまり顧みられることがなくなっていたものです。このように神のことばを黙想することは、より生き生きとした神との関係を信仰生活にもたらすことになるのです。
「もっと若い頃にこの本を読んでいれば！と思いました。しかし、今からでも遅くはありません。地上の私たちは皆、キリストに似た者へと形造られていく過程にあります。みことばは、そうさせる力を持っています。本書は、明快かつ丁寧に「みことばによる形成」へと私たちを導いてくれます。」
東京聖書学院教授 東京聖書学院教会牧師 斉藤善樹
著者・訳者など：M・ロバート・マルホーランド Jr.著 中村 佐知訳
サイズ：19x13cm
厚さ：1.5cm
ページ数：242頁
ISBN：978-4-90163450-2
M・ロバート・マルホーランドJr.（1936−2015）
アズベリー神学校（ケンタッキー州ウィルモア）の前副学長、新約聖書学・聖書解釈学の教授を長く務める。ハーバード大学、ウェスレー神学校、霊的形成センター（テネシー州）や、ロシア、ナイジェリア、エストニアなどの米国外の神学校でも教鞭を執った。
