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怪我により手足の自由を奪われた中で、詩画の世界を確立するまでの捜索への熱き思いを紹介。
星野富弘さんの数多くの作品の中でも、今もなお、多くの人を魅了し続けているものに、入院中に描かれた詩画があります。それらは、人に見せるためではなく、ある意味、生きるために絵に向かわざるを得なかった創作への熱い思いを内に秘めているといえるのではないでしょうか。本書は、星野さんが、困難な状況の中、詩と絵を融合させた詩画という世界を確立させるまでの変遷を辿りながら、絵といかに向き合い、生きる希望をつないできたかを、入院中の作品を中心に語りつくした1冊です。
【星野富弘プロフィール】
1946年、群馬県に生まれる。
1970年、群馬大学教育学部卒業。
中学校の体育教師になるが、頚髄を損傷し、手足の自由を失う。
1972年〜入院中に生かされている感謝と喜びを、詩や絵に描き始め、
その作品展が開催され、大きな反響を呼び、全国に広がる。
1991年、故郷の勢多郡東村(現 みどり市東町)に富弘美術館開館。
2005年、新・富弘美術館オープン。
2006年、熊本市に芦北町立星野富弘美術館開館。
群馬県名誉県民の称号を贈られる。
2010年、富弘美術館の入館者が600万人を超える。
現在も詩画や随筆の創作を続け、国内外で「花の詩画展」が開かれている
【著書】
『新版・愛、深き淵より。』
『新編・四季抄 風の旅』 学研
『風の詩-問いかけ人 舘内端-』 学研
『星野富弘全詩集 1 花と』 学研
『星野富弘全詩集 2 空に』 学研
『かぎりなくやさしい花々』 偕成社
『鈴の鳴る道』 偕成社
『速さのちがう時計』 偕成社
『あなたの手のひら』 偕成社
『花よりも小さく』 偕成社
『種蒔きもせず』 偕成社
『山の向こうの美術館』 富弘美術館
三浦綾子氏との対談『銀色のあしあと』 いのちのことば社
日野原重明氏との対談『たった一度の人生だから』 いのちのことば社
『星野富弘 ことばの雫』 いのちのことば社
※ 『風の詩-問いかけ人 舘内端-』、『星野富弘全詩集 1・2』、『種蒔きもせず』、『山の向こうの美術館』、『たった一度の人生だから』、『星野富弘 ことばの雫』以外はすべて英訳書籍刊行。<<関連商品>>
たった一度の人生だから星野富弘 ことばの雫銀色のあしあと
その他、多数。
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ページ数:96ページ
判型:AB判
ISBN:978-4-05-406166-8