序　文 　一九四九年に神のしもべウオッチマン・ニー兄弟は、福建省の鼓嶺（クーリン）で持たれた同労者の訓練で、「権威と服従」に関する一連のメッセージを解き放しました。それらの集会に出席したすべての人たちは、神の光の中にひれ伏しました。彼らは、不法の者の働きが本当に地を満たしていることと、それと同時に、主に救われた者たちの感覚があまりにも鈍くなっていることを、深く感じました。この時代の終わりに、もし神の子供たちが服従して主の証しを担わなければ、どうして神の王国をもたらすことができるでしょうか？　 　この十年間、ある人は、これらの貴重なメッセージをアウトラインに編集して参考資料として用いており、ある人は、個人的なノートの写しを学びのために配布しています。しかしながら、これらはみな、あまりに簡単すぎ、不完全なものです。ですから、福音書房は、手に入るすべてのノートを収集し、それらを十一のメッセージに編集しました。それらは昨年、「言葉の務め」誌に連載されたものです。ノートが不十分であるため、出版されたこれらのメッセージは、依然として内容において欠け目があり、ニー兄弟の本来の言葉や語調からかなりそれていると、わたしたちは感じています。こういうわけで、それらは入手することが可能な最も詳細なノートとみなすことができるだけです。各地の神の子供たちの必要に応じるために、わたしたちはこれら十一のメッセージを本書に収めました。そして将来、主が供えをしてくださり、さらに完全な記録が出版されるようになることを望んでいます。 編者 台湾福音書房 一九六七年一月二十日 目　次　 序　　文　 第 一 章　権威の重要性 七 第 二 章　旧約における反逆の事例（一） 第 三 章　旧約における反逆の事例（二） 第 四 章　権威についてのダビデの認識 第 五 章　御子の服従 第 六 章　神はどのようにしてご自身の王国を建てられるか 第 七 章　神は人が代理権威に服従することを意図される 第 八 章　からだの権威 第 九 章　人の反逆の現れ（一） 第 十 章　人の反逆の現れ（二） 第十一章　権威への服従についてのあるべき限度